トルネコさんアンソロジー |
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トルネコさんの出演したゲーム作品の簡易ガイドです。 トップページへ |
〔概要〕1990年(平成3年)、ファミコン用ソフトとして発売。2002年(平成14年)にプレイステーション用ソフトとしてリメイク。また2008年(平成20年)には任天堂DS用ソフトとしてサイドリメイクされた。
我らがトルネコさんが華々しいデビューを飾ったのが、この「ドラクエ4」である。 国民的人気を誇るビデオゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの第4作目で、ドラクエ1〜3まで続いた「ロト編」から趣向を変え、新しく始まった一連のシリーズ「天空編」(4〜6まで)の最初の作品に当たる。 ドラクエ4の大きな特徴は、全体が5つの章に分かれた編成となっている点である。なおリメイク版では、本編クリア後にプレイできる付属のストーリーが設けられ、これを「第6章」と呼ぶことも多い。
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〔概要〕1991年(平成4年)にスーパーファミコン用ソフトとして発売。冒険に出るたびにマップが変化するという、米国の人気ゲーム「ローグ」のシステムを移入した、当時の日本としては画期的なゲーム。製作元のチュンソフトは、ドラゴンクエスト1〜5の製作にも携わっていた企業である。 システムは、部屋と廊下とでできたダンジョンを、敵を倒したりかわしたりしながら、アイテムを集めつつ下の階へと降りていく、というかなり単純なものだが、やってみるとこれが奥が深い。アイテムといっても、使えるものがいつでも簡単に手に入るわけではなく、敵と渡り合うには剣や盾が必要なのに、それらすら入手できなかったりもする。また、ダンジョンに潜って戦うことでレベルが上がるが、ダンジョンから出るとレベルが1に戻ってしまう。そして、なんと言っても最大の敵(?)は、「空腹」である。満腹度というステータスがあるが、これがゼロになってしまうと、動くだけでHPがどんどん減っていってしまうので、空腹状態にならないように、さまざまな手段を取らなければならない。 ストーリーはDQ4の数年後という設定になっている。デモンストレーション画面では、DQ4で活躍した我らがトルネコさんが、不思議のダンジョンを捜し求めて旅に出るまでの顛末が述べられている。 物語は、不思議のダンジョンがあるという場所の、近くの村に着いたところから始まる。奥さんのネネ、息子のポポロと一家でやって来たトルネコさんは、早速お城の王様にお目通りして、ダンジョンに下りる許可を頂く…のだが、その前に、「ちょっと不思議のダンジョン」に下りていって、王様が若い頃に落としたという宝石箱を取ってくるように依頼される。その宝石箱さえ取ってくれば、トルネコさんの力量が示されたことになり、あとは不思議のダンジョンに下り放題である。 トルネコさんがダンジョンで拾ってくるさまざまなアイテムは、ネネさんが村に構えた店で売る。最初は屋根もなくて木に寄りかかっている店舗だが、持ち帰ったアイテムを売ってお金を稼ぐことで、だんだんと店構えが立派になっていく。 やがて、不思議のダンジョンの奥に落ちている「しあわせの箱」を拾ってきて、みんなが幸せになりましたとさ…というところで、とりあえずストーリーの終結を見る。しかし、このゲームの面白いところは、ここから始まるのだ。 さて、「大冒険1」を面白くしている点は、ゲームシステムだけでなく、登場するキャラクターにもあるといえよう。店の店員として雇ったポリーとゴン、村娘のソフィア、トルネコさんに対抗意識を抱いているらしきゴザルの戦士、よく店の近くにいるブキミな青年、トルネコさんの店の悪口を言いに来る隣町の武器屋、城の王様と大臣、家老、それにネネさんに思いを寄せる王子、一緒に暮らすことになったマギーばあさんとフアンじいさん、トルネコさんの新しい店を建てている大工のエドとモンド、店に付随して開店したバー・ネネのバーテンとウェイトレスなど、一癖も二癖もあるキャラクターが揃っている。 |
〔概要〕1999年(平成 年)にプレイステーション用ソフトとして発売。「大冒険1」の人気をうけて、続編として制作された。システムの大枠などは「大冒険1」と同様である。 年(平成 年)に、ゲームボーイアドバンスでリメイク版がリリースされている。 ストーリーは、1でトルネコさんがしあわせの箱を取って帰ってきてから半年後という設定になっている。物語は、トルネコさんが留守のときに、しあわせの箱が置いてある建物に老人が入ってきて、箱を見ると「いかんな」とつぶやいて出て行くシーンで始まる。 そのころ、トルネコさんのいる国のあちこちで、いろいろな場所が不思議のダンジョン化してしまうという事件が起きていた。トルネコさんの住むトルネコ村からお城に行く草原も、トルネコ村の広場のそばにある屋敷も、ダンジョン化してしまった。これは抛ってはおけないと、我らがトルネコさん、あっちこっちのダンジョンがらみで起きる問題を処理しているうちに、王様が行方不明になるという事件が起きた。どうやら、王様自身が、不思議のダンジョンが増えている謎を解きに出かけたらしいのだ。ここで、本来ならば王子様を頼るべきなのだが、王子様は西の都にダンジョンの問題の解決法を探しに出かけている。そう、王様を探せるのは、我らがトルネコさんしかいないのだ。 王様は、トルネコさんの捜索によって、無事に見つかる。そして、物語の初めで登場した老人が、じつは西の都の偉い賢者だということも明らかになった。賢者は、この国のダンジョン化の理由を解き明かし、それを防げるのは我らがトルネコさんしかいないと述べる。みんなの期待を一身に背負うことになったトルネコさん、国を救うことはできるのか!? 「大冒険1」では、ゲームの進行につれて、トルネコさんの店が大きくなっていくという面白みがあったが、「大冒険2」では、トルネコさんの住む村の設備が充実していくという面白さがある。また、1では3つしか無かったダンジョンが、2では10ヶ所以上に増えるなど、楽しみ方も大幅に広がった。 エンディングを見たあとに、行けるダンジョンが新しく加わっているというのは、1と同じである。 |
〔概要〕2002年(平成14年)にプレイステーション2用ソフトとして発売。「大冒険1」「大冒険2」の続編となっている。 年(平成 年)に、ゲームボーイアドバンスでリメイク版がリリースされている。 過去作と大きく異なる点として、これまで、ダンジョンから出るとレベルが1に戻っていたのが、ダンジョンから出てもレベルがそのまま保たれる(一部のダンジョンを除く)ようになったことが挙げられよう。 ストーリーは、「大冒険2」のおよそ6年後、トルネコさんが休みを取って、一家で船旅に出かけるシーンから始まる。ちょうどポポロ君の12歳の誕生日でもあり、船の上でお祝いしていると、大津波が襲ってきて、一家は海に投げ出されてしまう。トルネコさんが気が付くと、そこは小さな島にある村、バリナボだった。 ネネさんもポポロ君も無事に助かったのだが、どういうわけかポポロ君がいつまでも眠ったままで目を覚まさない。ちょうどその頃、村の近くの聖像が倒れているのが発見される。聖像の下には階段があり、その先ははるか北の大きな島まで続いているというのだ。そこまで行けば、あるいはポポロ君を目覚めさせる手段が見つかるかもしれないといわれて、トルネコさんははるか北のグレイトバレイナの島まで旅をする。 いくつものダンジョンをかいくぐり、ポポロ君を目覚めさせる薬を作れるかもしれないという占いバアさんを連れて、トルネコさんは無事にバリナボへ戻ってくる。そしてポポロ君は占いバアさんの力で目を覚まさせてもらい、一件落着…となるかと思いきや、今度はポポロ君が一人旅に出たいというのだ。それも、トルネコパパと同じように、ダンジョンを通って。 ところがポポロ君が、はるばるダンジョン探索をして、パパとママのいるはずのコスタリベラの町に着いてはみたものの、どうも様子がおかしい。地上に邪気があふれ出して、あたりがおかしなことになっているのだ。ママは寝込んでしまっているし、パパは邪気の元凶を倒しにいって行方不明だし…世界を救えるのは、いまやポポロ君一人だけのようである。さてポポロ君の運命やいかに!? 「1」や「2」とシステムが異なる点として、レベルが下がらないことのほかに、ポポロ君がモンスターを仲間にできるということが挙げられる。仲間にしたモンスターは、モンスターじいさんに預け、10頭までなら好みのモンスターを連れてダンジョンに入れるというものである。 また、パズル要素のあるダンジョンや、入るときに強制的にセーブされるダンジョンなども初めて登場した。 |
〔概要〕1995年(平成7年)にスーパーファミコン用ソフトとして発売。世界を支配しようとする魔王を倒すために、主人公とその仲間が、夢の世界と現実の世界を行き来しながら冒険する。DQ3に登場したダーマ神殿が再登場して、いろいろな職に就けたり、MPを使用しない技を大量に導入したりなど、これまでのドラクエとは異なった独特の要素を持つ。 我らがトルネコさんが登場するのは、あいにく本編ではなく、裏ダンジョンである。裏ダンジョン内の村で「ここは、さらに不思議なダンジョンに違いない!」などと言っている。 …しかし、このトルネコさん、グラフィクスはただの旅の商人である。 余談だが、トルネコさんのいる村には、ほかに4のマーニャ、5のサンチョと男の子・女の子がいる。いずれも過去作品からの顔見世といったところであろう。 |
〔概要〕2004年(平成16年)にプレイステーション2用ソフトとして発売。エニックスがスクウェアソフトと合併して以来、初めてのドラクエ作品となる。 呪いをかけられてイバラで覆われた城から脱出した主人公が、やはり呪いで魔物の姿になった国王と、馬の姿になった王女とともに、呪いをかけた人物を追って旅をする。道中で仲間になるキャラクターもまた個性的である。レベルが上がるごとに得られる「スキルポイント」を割り振ることで、キャラクターの特技を自由に伸ばせる「スキルシステム」が導入された。また、グラフィクスが大幅に変わり、新作としては、DQシリーズで初めて、キャラクターが3D映像化した作品でもある。 さて、この中で我らがトルネコさんが登場するのは、「モンスター格闘場」というところである。この場所は、ストーリーとは直接関係ないのだが、名前から察せられるように、自分の手持ちのモンスターで作られたチームを、他の人のモンスターチームと戦わせて勝ち抜いていくという競技を行うことができる場所なのである。そして、これに勝ち抜きまくって最高レベルまで到達すると、な、なんと、トルネコさんの手持ちのチームと対戦できるのだ!!しかも、そのあとには、ライアンさんの手持ちのチームと対戦できるというおまけもついている。(←ライアンさんはオマケですか<突っ込み>) モンスターチームには必ず名前がついているが、トルネコさんのチームのチーム名は「アイラブネネさんズ」である。愛する妻の名前をチーム名に組み込むあたり、さすがは我らがトルネコさんである。(ちなみにライアンのチーム名は「ホイミングレイス」で、DQ4で仲間にしたホイミンの名前が入っているのは一目瞭然である。) 対戦して勝利すると、トルネコさんと(ライアンさんとも)話すことができる。トルネコさんの言うには、モリーさんは自分のお得意さんで、トルネコさん自身のモンスターバトルへの出場は5年ぶりだとか。操作キャラクターの視点に切り換えて眺めることができるので、とっくりじっくりと見詰めてしまおう。それにしても、体型は相変わらずまん丸いのにもかかわらず、顔色がちょっぴり悪いのが気にかかるトルネコさんである。 |
〔概要〕2005年(平成17年)にプレイステーション2用ソフトとして発売。合併前からスクウェアソフトで制作していた「いただきストリート」シリーズのひとつ。名前のとおり、スクウェア・エニックスの二大人気RPG、ドラゴンクエストとファイナルファンタジーの人気キャラが大勢登場する。 トルネコさんは、あいにく操作キャラではない。ある一定の条件を満たすことで、ボーナスキャラクターとして登場してくるのだ。 |
〔概要〕2006年(平成18年)にプレイステーション2用ソフトとして発売。トルネコさんが大活躍することでつとにおなじみの、『トルネコの大冒険』シリーズの人気を受けて、スクウェア・エニックスで製作された。『ドラゴンクエスト8』で大人気を誇った人情派山賊ことヤンガス君の少年時代を描いた作品である。 ある日、ヤンガスの父親である大盗賊ヤンパーが、幻のお宝「カンダタの壷」を手に入れた。カンダタといえば、DQ3にも登場する盗賊中の盗賊である。よほどのお宝に違いないと思ったヤンガスは、父親の眠っている隙に壷のふたを開け、中に吸い込まれてしまう。壷の中には、ポッタルランドと呼ばれる不思議な世界が広がっていて、カンダタの宝が眠るといわれるカンダタ遺跡もあった。ヤンガスは、このカンダタ遺跡を冒険するのである。 それで、我らがトルネコさんがどこに登場するのかといえば、なんと、かずかずの不思議のダンジョンを制覇した大ベテランのダンジョニストとして、ヤンガス少年にダンジョンの歩き方の心得を指南するという役柄で登場するのである。また、ポッタルランドの村で店を開いて、アイテムの買い取りもするのだ。 作品中では、物語が3Dアニメとポリゴンアニメを組み合わせて繰り広げられる。我らがトルネコさんも愛嬌たっぷりにアニメ化されているので、ぜひとも見ることをお勧めする。なお、ストーリーはボイス(語り)により展開されている。声優はナレーターを含めすべてのキャラを八波見乗児さんが演じる。 |